ヘルニア関連2


症状から“そけいヘルニアでは?”ということで
ますはかかりつけ医へ。


このときはまだ坂戸住まいなので
そのときのかかりつけ医にかかりました。


小児科専門でいつも混んでるのがタマに瑕ですが
予約で見てもらえるし、先生もおなじみなので安心感があります。
※引っ越してからも結局、足を伸ばしたりしているという…


さっそく症状を紙に書いて受診
問診の時点で「それはヘルニアだね」となり
触診もしてもらいました。


「ヘルニアは小児科でも小児“外科”で診てもらう必要があるから」


ということで、かかりつけでは
すぐに紹介状を書いていただきました。


病院は1ヶ月検診でもお世話になった毛呂山埼玉医大……



つまり紹介状持参でも初診は予約取れないってことです*1
※一ヶ月検診の苦労はこちらで
http://d.hatena.ne.jp/hayashiazuma/20070116



かかりつけ医の方でも医大に聞いてくれましたが
やっぱり予約は取れませんでした。


ちょっと不便ですが、まあ一回経験済みだったので
慌てなくてよかった…か?



そして翌日、即、医大受診(笑)



前回のヘルニア記事でも書きましたが
医大初診日は新居の引渡し日当日でした。


おかげさまで、人生至上ありえない忙しさの一日にッ!



毛呂山医大はとにかく混むのを良く知っていたので
当日はとにかく早起きして、千佳乃嬢の朝ごはんも
おにぎりにして行きしなの車中でイートイン!!みたいな状況。


これから術後1週間検診まで受診日はたいていこんな感じです(笑)


9時から受診開始なので、先手を取って8時半着で
1年前のことを思い出しながら
本館受付して、紹介状出して、小児外科へ。


そこでもさらに1時間くらい待ってやっとこ受診です。



医大での初診では“そけいヘルニア”という病気の詳細
これから手術までのスケジュール調整、
検査等に向けての諸注意などを受けました。


さて、ここであらてめて



そけいヘルニアとはどんな病気なのか?



という問題が出てくるのですが、これは端的に要約してしまうと…


本来、出生前に消滅するはずの“そけい管”が残った状態で出生し
なんらかの拍子でそのそけい管から腸や女児の場合卵巣などが飛び出てしまうもの


…です。
すごく乱暴な要約なので詳しくは医学書か、小児科へ。


“そけい管”というのは胎児が男の子だったときに
最初はお腹で作られる精巣が玉袋に収まるための道ですが
女児の場合でも、そけい管自体は形成されるそうで
それが消滅しないと女児でも“そけいヘルニア”になります。


そけいヘルニアは男児に多い、というイメージがありますが、これは嘘です


実際、患者の半分は女児だとか…性差はあまりないとのことでした。


じゃあなんで、その“そけい管”が残っちゃうのか?というと



単なる運ですが、多少は家系で癖があることあるようです


遺伝、とまでは言ってませんでしたが癖があるのは確からし



ウチなんか親子3代そけいヘルニアです(泣)*2



相方に至っては生後6ヶ月そこそこで
“かんとんヘルニア”=“腸閉塞”状態を起こして
夜間緊急手術ですよ…。


まあ、そんな経験があるので周囲はヘルニアと聞いても
あまり同様がなかったです。


小児ヘルニアで怖いのは、まさにこの“かんとん”になってしまうことで
これは通常は飛び出ても押せば戻る腸がなんらかの原因で
戻らなくなった状態です。


要するに“腸閉塞”で、これは重篤な場合命にかかわります。


そうなる前に手術でそけい管を処置しよう!というのが通常のヘルニアの治療です



これはつまり、わかりやすく言うと





手術でないと治らない



…そういうことです。



当然入院が必要ですし(1泊、もしくは2はく3日程度)、
事前に術前の検査もあります。


そしてなにより、身体にメスが入ります


現在手術も終了し、実際、手術跡なんざ、たいしたモンじゃないのですが
私にはこれがとてもショックでした。


前にも書きましたが、自分自身が捻挫一つしたこともなく
身体を縫ったのも出産のときの事後処置が初めてという
ありがたい身体だったので
娘がまだ1歳そこそこで手術をしないとならないというのが苦痛でした。


くわえて相方から“かんとん”の時の話を聞いていてそれも怖いし
でもこれから転居もしないとならないし……。


ヘルニアはたいてい、いきんだときに出っ張るので
あまり泣かせないほうがいいのかな?などなど……。
※「気にしなくていいですよ〜」とのことでした



疑問は検診のつどに医師に質問して解消はしましたが
でも、そういう葛藤の全てにすぐ回答が出るわけではないですよね。



今だからいうけれど、ともかくハードでした



そしてそのハードさの第一歩というかなんというか……



新居引渡しに遅刻しました(恥)



……かなり、というか、ありえないクラスの
一生モノのネタ具合エピソードですが


手術がショックだったから、あんまり気にかけすぎないですんだよ!!


……こういうのを不幸中の幸いというのかなんなのか……。



ヘルニア次回はその後の検診、検査、その他体調管理などを書く予定です。
このブログの次の更新は多分、ひな祭りになるかと…。


久々にバカ長い記事になりました。
でもこういう苦労を経て“たのしいひなまつり”になるかと思うと
感慨もひとしおです。

*1:あの時も散々苦労した…

*2:余談ですがMy父は椎間板ヘルニアだったらやってました。これは全然違う病気だけど