④出産

ついにたどり着いたよ!人生のメインイベント!!



…と、そのときは思ってましたが、実際は“妊娠→出産→子育て”の三位一体
いわばトライアスロンなので、タイヘンなお産ですら通過点に過ぎないことを
実感している今日この頃……。


ともあれ通過点とはいえ、メインイベントはメインイベント!!


もともと「一度、出産を経験してみたい!」と思っていたので怖さはあまりありませんでした



というか、ここまでくると、もう必死です(笑)



陣痛にあわせて、いきむことでお子が産道を通り抜けてくるのを促すわけですが
“いきむ”というのが良くわからずに、戸惑ったり。


「おしりを突き上げるカンジで、あごを引いて下を見てください」との助産師さんのアドバイス
以前に育児雑誌で見た「大きいウンチを出す気持ちで」というのを思い出し
なんとか“いきむ”を体得。



この時点で深夜の23時ごろ。



ここまでくるのに既にして16時間以上費やしていたので、実感はわかなかったものの
体力は落ちてきていて大変なことに。


足がつりそうだったので、助産師さんに伸ばしてもらったり。


分娩モードにシフトしてから体感では陣痛が弱くなった気がしていたので
とても不安でお産の進み具合を逐一、助産師さんに聞いていました。


そのたびに「あと10センチぐらいで見えてきますよ」
「髪の毛が見えてきました」
「一円玉ぐらい頭が見えてます」


といった具合に教えてもらえるのでとっても励みになりました。


いきんでいるときは“お子が下ってきている”感覚がちゃんとあるのですが
同時に陣痛が去って、一休み期間に入ると“お子が戻る”感覚もあるので
進み具合を教えてもらってないと、めげていたかもしれません。


そんなこんなで、何度目かに「どうですか?」と聞いたところ



「もう頭が出てますよ」



とのこと。「ええッ」と驚いていると、
「手を伸ばせば触れますよ」とのことで右手を伸ばしてみると…。



うわあ!ホントに頭が出てきているッ!!



そんなに長く触れていたわけではないのですが、触ったイメージだと
どんぐりの先っぽのように尖っている印象。



こんな狭いところにいたら、頭が伸びちゃうよッ!



もうこれは、早く産んで狭いところから出してあげなきゃ!!ということで気合を入れなおして
そこからすぐに出産にこぎつけました。


最後はもう、なんというか、助産師さん2人がかりぐらいで
出口をかき分けかき分けしつつでしたが、肩が出てしまうと後は
するすると出て行ってくれました。


そのようなわけで…



9月29日23時29分 出産



取りあげてくれた助産師さんの


「元気な女の子ですよ〜」という言葉が印象に残っています。


出産は自分もがんばった訳ですが、“お子もがんばった!”と思っていたので
まずそれをねぎらった気がします。
(正直あんまり覚えてない…ばたばたしていたし)


そしてなりより、途中まで一緒にいてくれた相方と、
立ち会ってくれた助産師さん方みんなの力なくしては
ここまでこれなかったなあ、と。


産むまでは「お産をするのは私自身(とお子)」と思っていましたが、実際は


「お産はみんなで作り上げてゆくもの」


でした。



次回は、産後のケアと産褥0日について記事にしようと思っています。